今回は普段行っているユニバーサルジョイントのメンテナンス方法を紹介したいと思います。
ユニバーサルジョイントはこまめにメンテナンスする事で長く使う事ができますよ。
まずはフロントのダブルカルダンです。
ダブルカルダンはTF特有の収縮チューブでピンを固定するタイプになります。
初めに収縮チューブの付いた状態で中にクリーナーを吹き付け汚れをある程度ながします。
ある程度の汚れを流したら収縮チュー部を切りバラバラにしてウエス等の上に並べて更にクリーナーを軽く吹き付け、そのままウエスで拭き取ります。
この時クリーナーを思いっきり吹き付けると部品がみんなぶっ飛んで行くので気をつけましょう(笑)
軽く吹き付けるんですよ〜
汚れが落ちたらクリーナーが乾くまで待ちます。
クリーナーが乾くのを待っている間にナックルのベアリングをメンテしていきます。
先ずはクリーニング粘土を使って汚れをとっていきます。
ここでクリーナーを吹き付けてしまうと汚れが中に入ってしまうので注意です。
自分はクリーナーは使いません。
脱脂した方が軽く回るのですが、耐久性が落ちてしまうのとグリップ感が落ちてしまうからです。
粘土の高いオイルやグリスが入っていた方がころがり感は落ちますがグリップ感が上がるんですね。
不思議ですよね〜
転がり感重視の人は脱脂してあげましょう。
汚れを取り除いたらRUSHのベアリングオイルを数的さして完了です。
このオイルには氷の次に抵抗の少ない成分が入っており、ベアリング内にコーティングされるようです。
自分は脱脂しない状態のベアリングにこのオイルをさしていますが、転がり感が上がります。
かつ脱脂したベアリングよりはしなやかさも残り、絶妙な転がり感とグリップ感のバランスになる所が気に入っています。
お勧めですよ♬
ベアリングメンテをしている間に洗浄したダブルカルダンの部品も乾いているかと思います。
乾いたらグリスを塗っていきます。
グリスはAXONのジョイントグリスを使用します。
ここに塗るグリスは色々試してきましたが、このグリスが明らかに一番消耗を抑えられます。
因みにここにオイル系を塗ってしまうと収縮チューブが膨張して走行中にピンが抜けてしまう事があるので注意しましょう。
収縮チューブを使用するタイプのTFあるあるです。
必ずちょっと硬めのグリスを塗ってください。
小さい部品はグリスのケースに入れてしまうと塗りやすいですよ。
ピンセットでコロコロして馴染ませていきます。
部品を組んだら更に上からグリスアップしていきます。
グリスアップが完了したら組んでいき、最後に収縮チューブを被せ、ライターで軽く炙ります。
炙り過ぎ注意です‼︎
収縮チューブは幅15mmのものを
長さ10mmにカットして使います。
この収縮チューブは電子部品屋さんなどでも売っているのでまとめ買いしておくと便利です。
自分もいっぱい持ってます♬
収縮チューブをつけた後にベアリング側にはみ出てしまった場合はカッターで切っておきます。
ここが大きくはみ出ていると、ステアリングを切った際にベアリングに当たってしまい、ブレーキがかかってしまう事があるからです。
反対側は何もないのではみ出ていても大丈夫です。
Cジョイントも消耗していたら新しいものに交換してあげましょう。
ここの交換をケチると気が付いた時にはCジョイントが無くなっていて、スプールカップまで消耗して余計に高くつきます(笑)
これでフロントダブルカルダンのメンテナンスは完了です。
次にリヤーのユニバをメンテしていきます。
まず写真のようにドッグボーンの先の部分が減っていたら交換しましょう
ここが減ってくるとカップとのガタが出てきます。
ガタが大きくなるってくると前に出なくなるのと左右で差が出てくると真っ直ぐ走るのに影響します。
Cジョイントも減っていたら交換しましょう。
交換を怠るとフロント同様余計な出費が増える事になります(笑)
部品交換をしない場合はバラさすクリーナーをジョイント無に思いっきり吹きかけ圧で汚れを飛ばします。
汚れが酷い時はこの後バラしてフロント同様部品毎にクリーナーで掃除しますが、大体はバラさずこれだけです。
イモネジは増し締めしてあげます。
ここの純正イモネジにはゴムのコーティングがされているので、ネジロックは必要無いんです。
今迄緩んだ事ありません。
ゴムのコーティングが取れてきたら交換するか、ネジロックをつけてあげましょう。
クリーナーを吹き付けたら乾かします。
その間にフロント同様にナックルのベアリングメンテしてあげましょう。
乾いたらRUSHのジョイントオイルをジョイント部にさしてあげます。
このオイルはベアリングオイル同様に氷の次抵抗の少ない成分がコーティングされ、超スムーズに動くようになります。
消耗も勿論抑えられますよ。
ここに塗るのはAXONのジョイントグリスでも良いのですが、ベアリング同様粘土が高い方がグリップ感が上がります。
つまりAXONのジョイントグリスを塗った方がリヤグリップは上がる方向になります。
もともとTF7.7はリヤどっしり型なので自分的には軽さが欲しいんです。
そこでRUSHのオイルを塗ってあげると軽快さが増すんです。
ここは好みがあると思うので色々やってみてください。
一つ言える事はどっちを塗っても耐久性は格段に上がりますよ。
オイルを塗ったら完成です。
常にスムーズに動くユニバにしておいてあげる事で車の軽快さを良い状態に保つ事ができます。
またTFのユニバは精度が良いだけで無く、超硬い素材を使っているので、こまめにメンテしてあげれば1年以上は余裕で持っちゃうんです。
こまめなメンテは余計な出費も抑えられます。
新年の走り初めはスムーズなユニバで気持ち良く走りましょう(^^)
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