
昨年末から使い始めて約半年間使ってきたiSDT K2Zip
今回は、実際に半年間使い続けてきたiSDT K2Zipについてのレビュー動画を公開しました。
前作のK2Airとの違い、そしてキャリブレーション方法の公開も含まれています。

文字では伝わりにくい部分も、動画内でしっかりと解説していますので、ぜひご覧ください。
🎥 動画はこちら
動画内で「日本語訳した取扱説明書はブログに掲載しています」と案内しています。
以下に**K2Zipの日本語版取扱説明書(和訳)**を掲載します。
🔹 iSDT K2 Zip 取扱説明書(日本語版)
1. はじめに
ISDT K2 Zipをご購入いただきありがとうございます。本製品は、多様なバッテリータイプに対応する高性能・デュアルチャンネルAC/DCスマートチャージャーです。
モバイルアプリ「ISD Link」との連携により、スマートフォンから詳細な設定やカスタマイズが可能です。
2. 安全上のご注意
安全に正しくご使用いただくため、以下の内容を必ずお読みください。
-
使用前に本取扱説明書をよく読み、充電器の特性とパラメータ設定を理解してください。
-
誤った設定は製品の破損、けが、火災の原因となることがあります。
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使用中は決して充電器を無人にしないでください。異常が発生した場合は直ちに使用を中止し、原因を確認してください。
-
充電器は埃・湿気・高温・直射日光・振動を避け、耐熱性・不燃性の平らな場所に設置してください。
-
可燃性・爆発性物質の近くで使用しないでください。
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充電中は換気を確保し、子どもの手の届かない場所で使用してください。
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使用後は速やかにバッテリーを取り外してください。
⚠️ 注意:
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一次電池(充電不可電池)は絶対に充電しないでください。
-
不適切な使用は火災や感電の危険があります。
3. 仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル番号 | K2 Zip |
| 入力電圧 | AC 100–240V / DC 10–30V |
| 最大入力電流 | DC 35A |
| 出力電圧 | DC 1–34V |
| 充電電流 | 0.2〜20A ×2 |
| 放電電流 | 0.2〜1.5A ×2 |
| バランス電流 | 最大 1.5A / セル |
| 最大充電電力 | AC 200W ×2 / DC 500W ×2 |
| 最大放電電力 | 15W ×2 |
| 対応バッテリータイプ | LiFe / LiIon / LiPo / LiHV / ULiHV / Pb / NiMH / Cd |
| 対応セル数 | Li系:1〜8S、Pb:1〜14S、Ni系:1〜18S |
| 作業温度 | 0〜40°C |
| 保存温度 | -20〜60°C |
| 重量 | 約776g |
| USB-C PD出力 | 65W |
4. 操作キー
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CH1 / CH2ボタン:各チャンネルのメニュー選択・設定画面に入る
-
矢印キー / メニューボタン:設定値の変更、確認操作
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同時長押し(CH1+CH2):高度設定(アドバンストメニュー)に入る
5. バッテリー種類別設定値
| バッテリータイプ | 定格電圧 | フル充電電圧 | ストレージ電圧 | 放電電圧 | 最大充電電流 | 対応セル数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NiCd / MH | 1.20V | 1.40V | – | 0.90V | 20A | 1〜18S |
| Pb | 2.00V | 2.40V | – | 1.90V | 20A | 1〜14S |
| LiFe | 3.20V | 3.65V | 3.30V | 2.90V | 20A | 1〜8S |
| LiIon | 3.60V | 4.10V | 3.70V | 3.20V | 20A | 1〜8S |
| LiPo | 3.70V | 4.20V | 3.80V | 3.30V | 20A | 1〜8S |
| LiHv | 3.80V | 4.35V | 3.85V | 3.40V | 20A | 1〜8S |
| ULiHv | 3.90V | 4.45V | 3.90V | 3.50V | 20A | 1〜7S |
6. 充電電流の設定方法
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バッテリーの「Cレート(充電倍率)」を確認し、
容量(mAh)×C値で最大充電電流を算出します。
例:1000mAh × 5C = 5A -
C値が不明な場合は、安全のため1C以下に設定してください。
7. 基本操作
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充電(Charge):バランスポート接続推奨(各セルを監視可能)
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放電(Discharge):0.2〜1.5A
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破棄(Destroy):バッテリーを0Vまで安全に放電
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保管(Storage):各セルを保管電圧まで放電または充電
動作パラメーター表示
充電中にチャンネルボタンを押すことで、充電やバッテリー情報を切り替えて確認できます。
表示内容には、電圧、各セルの内部抵抗、バッテリー温度、充電モードなどが含まれます。
注意:
セル電圧および内部抵抗は、バランス充電モードでのみ表示されます。
BattAir情報は、BattAirバッテリーが接続されている場合にのみ表示されます。
各セルの電圧は、バランスポートを接続しなくても表示することができます。
充電プリセットや保管モードの電流値は、BattAirの情報に基づいて自動的に設定されるか、
BattAirアプリを通じて調整することができます。
8. 高度設定(Advanced Settings)
CH1+CH2を同時に長押しで設定メニューへ。
-
Dual Task:CH1/CH2同時に同設定で動作
-
DC Power:CH1またはCH2をDC電源出力として使用(2〜30V、1〜5A)
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Parallel Task:CH1/CH2を並列接続し、片方のバッテリーに最大出力供給
DC電源(CH1)
この充電器のCH1は、この機能を選択することでDC電源(直流電源)として使用することができます。
出力電圧は 2〜30V の範囲で調整可能で、出力電流は 1.0〜5.0A の範囲で調整できます。
9. システム設定
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 最低入力電圧保護 | 10〜31V(入力電圧が下限を下回ると動作停止) |
| 最大入力電力設定 | 100〜1200W |
| USB充電 | オンでTYPE-Cポートを5V/2A出力に変更 |
| 分割画面表示 | 60秒 / 30秒 / OFF の3段階 |
| トリクル充電維持 | 満充電後も維持するか選択(デフォルトON) |
| BattAir機能 | BattAir対応バッテリー接続時に自動認識・設定 |
| システムセルフテスト | バッテリー未接続時に自己診断 |
| CH1/CH2電圧キャリブレーション | 入出力・バランス電圧の校正 |
10. ワイヤレス接続
「ISD Link」アプリを起動し、右上の「+」ボタンからデバイスを検索してペアリング。
接続後、スマートフォンから詳細パラメータの確認・設定が可能です。
K2Zipは、実際の使用感も大きく向上しています。
気になる方はぜひチェックしてみてください☆
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