多くのショップレースの基準となるJMRCAスポーツクラスのモータレギュレーションが今年は大きく変わりましたね。
スピードキングツアーの今年のTC1クラスもこのレギュレーションになります。
以前の17.5TブーストからROAR企画の21.5Tブーストへと変わった訳ですが、このROAR21.5Tブーストというレギュレーションは今までに日本以外の国でも例のないレギュレーションの為、データが全く無いので少し早めにテストを始めてみました。
といっても自分が使っているTRIONモーターはまだ発売されておらず、今手に入るモーターは限られているので、今手に入るホビーウィングモーター、TRIONアンプの組み合わせで先ずはテストしてみました。
TRIONモーターが発売されるまではこの組み合わせでテストしていきたいと思います。
テストしたコースはスーパーラジコンさいたま大宮店。
小さめのハイグリップインドアサーキットです。
先ずアンプの設定はそのままにギヤー比だけ安パイな6.0にしてコースイン。
ROAR21.5Tブーストの第一印象は意外と速い！といった感じでした。
去年までのJM17.5Tブーストと比べると下のツキは無いのですがトップスピードはほぼ変わらない印象です。
コースが小さいのもあると思いますがタイムも余り変わらずといった感じでした。この時点でコンマ２～３秒落ちといった感じでした。
下のツキが無くなった分運転はしやすくなった印象ですね。
このレギュレーションには賛否両論あると思いますが、個人的にはスピードが余り落ちずに運転が楽になる方向のこのレギュレーションはありだなと思いました。
スポーツマンクラスとはいえ全日本だから余りスピードが遅いのはね～というのが自分の思いなので。
ノンブーストよりもストレートの伸びがあるので走ってい気持ちが良いです。
それでいて運転もしやすくなって、良いじゃないですかこのレギュレーション！
といった感想ですね。
では早速ここから色々弄っていきます。
先ずはローター。
ホビーウィングのモーターは標準では鉄シャフトのローターが入っていますが、ここはもうチタンシャフトローター一択かな？といった感じです。
ターン数が増え、スピードの抑えられたーモーターを回そうとするとどうしても熱が発生して熱ダレが起こります。鉄シャフトのローターだとこの熱ダレが激しく起きてしまい後半のタイムが大幅に落ちてしまうんですね。
そこでこの熱ダレを抑えられるのがチタンシャフトローターです。
今回はスーラジ村井店長がテストしていて良かった12.2mmのチタンシャフトローターを入れてみましたが、これで後半の落ちは全く無くなりモーターの熱も持たなくなりました。
他の径のシャフトはテストしていませんがこれで良いんじゃないかな？といった感じですね。
TRIONモーターはおそらく標準でチタンシャフトローターが入ってくるのでは？と思います。
そして次にアンプの設定です。
弄った所はドライブ周波数。
17.5Tブーストでは16KHZで使用していましたが、ROAR21.5Tは少し落とした方が速くなり、8KHZがベストでした。
この周波数設定は結構差が大きく大幅にパワーアップした感じです。
調子に乗って更に周波数を下げていきましたが逆に遅くなってしまいました（笑）
という事でベストは8KHZですね。
その他は17.5Tセットからは変更はせずでした。
因みにこの周波数、アンプのメーカーによって基準が違います。
あくまで8KHZがベストなのはTRIONアンプの場合でよ～
ホビーウィングアンプはもっと低周波になるんじゃないかな？
あとモーターによっても変わってくるかと思うので、TRIONモーターが発売されたらここはもう一度テストですね。
そして次にモーターの進角です。
ローターの変更で温度が上がらなくなったので、もう少しプラスの方向に振ってみましたが、意外と速くならず、逆にちょっと遅くなった？？といった感じです。
それならばと逆にマイナスに振ってみたら、こっちの方が速くなりました！
最終的にちょっとマイナスに振った42度くらい？？が一番速かったです。
ここが一番効率良く電気が流せるという事ですね。
この日のテストはここまででしたが、この周の週末にスーラジ大宮で初のROAR21.5TブーストレギュのJMクラスが開催されたので、テストの続きをこのレースでもやってきました。
相変わらず大盛況でピットも駐車場もいっぱいです。
レース中にテストしたのはギヤー比。
6.0からスタートしましたが、ピニオンを大きくしていき、ハイギヤーに振っていった方がパワーもスピードも上がりました！
最終的なギヤー比は5.6!
チームメイトの幸太は5.4だそうです。
もっと上げれるのかな？？
そこまではテストできませんでしたが、この時点でも最初よりかなりパワーが上がりました！
タイムもベストラップでJM17.5ブーストと比べてコンマ１～２秒落ちくらいになりました。
ぶっちゃけ殆どタイム変わりません！
レース結果は色々が色々で....でしたがね（笑）
でもレース自体運転しやすくなった影響か完走率が増えたのではといった感じでした。
そんな感じが現状のテスト結果です。
まだまだテストしていきますよ～
速くTRIONモーター出ないかな～
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