ラジコンを続けていくとハンダ付けしなければいけない場面って結構出てきますよね。
しかし初めてやると結構難しいこの作業、ずっと避けてきている方も多いのではないでしょうか。
そんな少しハードルの高いハンダ付けを上手く行うコツと自分の使用しているアイテムをご紹介したいと思います。
一応普段から仕事でハンダ付けしているプロですのでw
先ず使用しているハンダゴテはこちらです。
白光 ハッコープレスト984 100Vゴムヒラプラ 984-01
このハンダゴテを使用している理由はボタンを押し続ける事で小手先の温度をいくらでも上げられるからです。
小手先は細めなタイプですが、これはサーボの配線やアンプの配線等の細かい作業も行う為です。
まぁ仕事柄ですね。
そんな細めの小手先なのですが、モーター等面積の大きい場所のハンダ付け作業も小手先の温度を上げてあげる事で楽に行えます。
ボタン押し続ければいくらでも温度は上げられますからね。
しかし温度の上げ過ぎは小手先の痛みが早まるので注意しましょう。
そしてもう1つの理由が小手先のスペアが手に入りやすい事。
ハンダゴテの小手先は傷んでくるとハンダが溶けにくくなり綺麗なハンダ付が出来なくなってくるので交換してあげる必要があります。
これ知らない方も結構多いのではと思いますが、新品の小手先はメチャクチャ楽に綺麗にハンダ付け出来ちゃうんですよ!
ハンダゴテを長く使用していて最近ハンダ付けが綺麗にできなくなってきたと感じている方は新品の小手先に変えてみてください!
自分は作業数も多いので結構頻繁に交換しています。
このハンダゴテに関しては大手メーカーなのでスペアの小手先が手に入りやすいんです。
白光(HAKKO) こて先 BI型 984/985(PRESTO)用 980-T-BI&白光(HAKKO) 保護パイプ 984/985(PRESTO)用 B2564【セット買い】
Amazonでもどこでも購入できます。
細かいハンダ作業をしない方ならこんな平型の小手先を使用すると更に楽に作業できますよ。
白光(HAKKO) こて先 D型 984/985(PRESTO)用 980-T-D
そしてハンダはこちらを使用しています。
goot(グット) 鉛入りはんだ Φ1.2mm スズ50%/鉛50% 100gリール巻 ヤニ入り SE-05012 日本製
これがハンダが溶けやすく比較的綺麗にハンダ付しやすいですね。
よく銀入りが電気の流れが良くお勧めと言われていますが、銀入りハンダは溶けにくいので初心者には少し綺麗に付けるのが難しくなるかと思います。
そしてその差は実感できるのか?
以前にテストしましたが、正直自分には分かりませんでしたw
ちゃんとハンダ付け出来ているかいないかの方が違いが出ます。
なので銀入りとかよりも溶けやすく使いやすいハンダで綺麗にハンダ付てしてあげて方が結果的に電気の流れの効率も良くなるというのが自分の結論です。
ではいよいよ実践編にはいっていきましょう。
今回は皆さんが一番良くやると思われるモーターのハンダ付を例にやっていきたいと思います。
先ず配線を取り付ける面、以前のハンダが残っていたら吸い取り線を使って古いハンダは全て除去してあげます。
吸い取り線の使い方は溶かしたハンダにあててあげるだけ。
goot(グット) はんだ吸取り線 3mm幅 1.5m巻き CP-3015 日本製
ある程度っ擦ったらカットしてまた吸い取るを繰り返します。
これも余り知られていないかもしれませんが、ハンダは酸化して劣化していきます。
劣化すると当然電気の流れも悪くなるので、古いハンダは取り除いてあげる事で効率よく電気を流せるようになります。
茶色く残ってしまったヤニはブレーキクリーナーで拭き取ってあげると綺麗になりますよ。
古いハンダを取り除いたら新しいハンダを盛ってあげます。
意外と多めに持った方が綺麗に仕上がります。
そしてシリコンワイヤー側。
先端の被膜を5mmくらい向きます。
向いた所にハンダを流します。
この時、表面だけでなく中までしっかりハンダが流れるように多めに流してあげます。
ご紹介したハンダゴテを使用する場合はボタンを押しながらワイヤーを下から温め、ワイヤー自体の温度を上げてあげる事でハンダが中まで浸透していくようになります。
この作業が大事で、ハンダがワイヤーの中まで浸透していない状態でつけていしまうと表面だけが付いている状態になり、効率よく電気が流れず、最悪の場合走行中に外れてしまうなんてこともあるので、しっかりやってあげましょう。
中古のワイヤーの場合も同様にしてしたからワイヤーを温めながら新しいハンダをどんどん流してあげ、古いハンダは流し出してしまいます。
新しいハンダは多めなくらいどんどん流してあげるのがコツですね。
ここまで出来たら下準備は完了!
ワイヤーをモーターの取付け面に載せ、上からハンダゴテを当てます。
以前紹介したタミヤのピンセットでワイヤーを掴むとメチャクチャやり易いですよ!
この時も高温が必要なのでハンダゴテボタンを押しながら小手先の温度をどんどん上げていきます。
ワイヤーのハンダが溶けだし、取り付け面に盛ったハンダも溶けてワイヤーと一体化したら完了です。
細い小手先だと少し時間かかるかもしれないですが小手先の温度を上げてあげれば問題なくここまでいけるはずです。
完了後、スライムのようなつのが出てしまっていたら熱し過ぎです。
ハンダが熱で劣化してしまっている証拠です。
こうなってしまった時にはこの上から更に新しいハンダを盛って、上から温め全体に流してあげます。
熱し過ぎにならないよう流れたらすぐにハンダゴテを外してあげましょう。
小手先の温度を高めにしておき、短時間で作業するのが熱し過ぎになりにくいコツです。
ハンダに艶が無が無くなり白く濁った様な色になってしまった時も劣化してしまっているので、新しいハンダを追加で流してあげる事で艶が戻ります。
これが基本的なハンダ付けの作業になります。
ハンダ付に大事なのは経験値!
沢山作業をこなすことでハンダの溶けるタイミングや最適な小手先の温度が分かってきます。
自分もKOPROPOに入社当時は相当な回数のハンダ作業をやりました!
因みに自分はフラックスは使いません。
使いやすいハンダとハンダゴテがあれば、フラックスなしでも綺麗なハンダ付けが出来ちゃいます。
この作業をマスター出来れば最適な長さの綺麗な配線の車を作ることが出来ますよ☆
是非ハンダ付けマスターしてみてください(^_−)−☆
↓↓良かったらこちらをポチっとして頂けると嬉しいです♬
↓↓小手先予備付セットがお得↓↓
白光(HAKKO) 半田ゴテ プレスト キャップ付 No.984-01 & プレスト用こて先BI型 980-T-BI【セット買い】
↓↓お勧めシリコンワイヤーとキャパシターはこれ!↓↓