今年の初めから方向性を変えて色々試して来たセッティング。
色試してきた記事はこちら↓↓
そして行き着いた先はリヤのARSでした。
ARS?HTC?メーカーによって呼び方は色々ありますが要はリヤーのトーを可変させるリヤトーコントロールシステムです。
ミッド&ロングサスが主流になってきた最近、リヤモーターのTFはどうしてもコーナーリング中のアクセルを入れていられる時間が短く、小さいコーナーでのコーナーリングスピードで遅れをとってしまっていると感じる事が多く、それを克服するセットを探していました。
そして以前にも少しやっていた事があったリヤトーコントロールシステムを思い出し、これを使えば確かリヤ旋回がより出来るようになりアクセルを開けている時間も伸ばせるのではと再び試してみる事にしました。
以前これをやっていた時よりも車もセットの方向性も変わっているのでまた新しい発見が出来るのでは?と思いました。
とはいえ以前やった時から随分時間が経ってしまっていたので何をすればどう変わるか完全に忘れてしまっています(笑)
とにかく組んでいじくり回してみるしかないと思い久しぶりに組んで確認作業です。
リヤサスアームは最近3Lを使用していましたが、ARSにはフロントサスアームを使う必要があるので3Lが無く、Lを使います。
サスブロックで車幅を合わせます。
インB、インDがベストでした。
サスピンでもトーを少し付けた方が車が安定します。
そしてキモとなる部分がこのターンバックルの角度
結構角度ついてます。
角度を付けた方がトー変化が大きくなります。
この角度だと荷重が乗った時にトーが付く方向です。
ミッド車だと多分ここまで角度は付けないんだと思いますが、リヤモーター車だと結構角度付けた方がリヤ旋回してくれるようになりました。
そして意外だった今回初めてやってみた新しい試み、これが凄く良かった!
キャスターを後ろに倒す!
しかも4°ガッツリです。
これをやった理由の1つはターンバックルに更に角度を付けたかったからなのですが、車が前に出るようにもなりました。またこれはターンバックルの角度の影響なのかキャスター角の影響なのかは分からないですが更に車が曲がるようになりました。
そしてもう一つ効いたのが逆スキット
これはある程度予想していたのですが、予想通り効いてくれたので微調整で美味しい所を探りました。
その結果、サスブロック前0mm、後1mmに落ち着きました。
これで車がかなりくりんくりん曲がってくれてご機嫌な動きをするようになりました!
とりあえずスピキン前の3月の袖スタ月例レースで確認してみたのですが、ダブルエントリーにも関わらずストック、スーパーストック共に良く走ってくれてAメインに入れました。スーパーストックは優勝争いも出来そうです。
という事で車のセットは完成‼︎
後はタイヤの処理ですね。
スピキンコントロールタイヤはRUSH32S。
新品はセンターのバリを取って少し慣らしをします。
ストックは1分くらい、スーパーストックはパワーが無い分、5分間こじらす走ります。
タイヤこじらせちゃダメですよ‼︎
走行前にマイティー黄色を5〜10分塗って放置後にウォーマー55°で5分というのが自分の中で1番良い使い方でした。
しかしスピキン当日は風が強く路面グリップも余り良い状況では無かったので、慣らし走行後にタイヤツイークを使ってタイヤを拭いておきました。
そしてタイヤ温度も強風ですぐ冷めてしまうと思い、車検場に待って行く直前で100℃まで上げました。
他の皆さんウォーマーカップを走行直前まで付けていましたが次のストッククラスのタイヤ温めなければいけない自分はカップが無かったんでね(笑)
しかしこれが当たり路面状況が良くないにもかかわらずフルグリップしてくれました‼︎
そんなこんなで今回激走してくれたTF7.7!
まだまだいけます‼︎
そしてポテンシャルを更に押し上げてくれてEX-NEXT&GRASPER2‼︎
こちらのセットに関してはKO YouTubeで紹介しているので是非参考にしてみてください。